2018年05月16日

公衆電話

誰にでも思い出の場所はあろうかと思います。
恋人との初デート、配偶者にプロポーズされた/した場所、交通事故に遭った場所etc...

私にもいくつかあります。そのひとつが「セブン-イレブン 常盤橋店」です。

何言ってんだこいつ、とお思いの向きもありましょう。
それもそのはず、コンビニは世の中にいっぱいあります。セブン-イレブンひとつとっても2018年4月末現在で全国に20,337店舗、東京都内だけでも2,641店舗あります(出典:セブン-イレブン ジャパンWebサイト)。
n(n≧1を満たす任意の整数)日前に行ったコンビニの場所とブランドと店舗名を言ってみろと言われても正確に思い出せるかどうかは甚だ怪しいところがあります。

それではなぜ思い出に残っているかというと、今の勤め先の採用プロセスで電話をかけることがあり、そのワンステップがここにあったという、ただそれだけのことです。

それじゃ話が繋がらないのでもうちょっと続けましょう。

当時はシューカツ生、東京と京都と大阪を二股かけて飛び回るような生活をしていましたので、想像に難くなくゼニがおまへん状況でした。
そして同時に今ほどスマートフォンが流通しているわけでもなく、ガラケーユーザーであった私は充電器の類を持っていなかったところに電話をしなければならなかったという状況下では公衆電話に頼らざるを得ません。

ところが公衆電話というのはテレホンカードか、さもなくば小銭を大量に使う代物です。
そのうえ通話料金は一律定額ではなく、相手先が遠ければ遠いほど高額になります(厳密には基地局間の距離に基づく)。
当時は近いところだと1分10円、最遠区分だと1分70円超(8.5秒で10円)でした。消費税率の引き上げに伴って今は改定されています。
最遠区分は160km超ですので、例えば京都や大阪にいながら東京宛に電話すると途端に最大料金で課金されてしまいます。

そんなところに役立ったのはプリペイドカードです。
プリペイドですが、テレホンカードではありません。コーリングカードという代物で、当時NTTコミュニケーションズやKDDI、ソフトバンクテレコム(現:ソフトバンク)といった大手通信事業者が売り出していました(他にも中小規模の会社が色々と売り出していましたが料金体系やターゲット層がまちまちでした)。

当時買ったのはNTTコミュニケーションズの「ワールドプリペイドカード」です。このエントリを起こす時点で既にサービスごと終了していますが、当時は1,000円で1,160円分の通話ができ(販売/購入方法や時期によって割増率は変動)、公衆電話から日本国内の固定電話へは一律6秒2円(1分20円)のハドソン課金でした。カード購入時点で16%の割り増しが付いているので、実質6秒1.724......円(1分17.241......円)とも言えます。
このカードは携帯電話からの通話や、携帯電話宛の通話でも利用できました。ただし固定電話/公衆電話からの料金と比べると段違いで高額でしたので、当時の携帯料金プラン(30秒20円とかが主流)で直接かけた方がまだ安価だったと推測されます。

そして公衆電話から国内固定電話への通話がフラットレートなので、日本中どこにいても料金をあまり気にせずに電話をかけられるという点がまさに利点でした。当時はいつまでシューカツに励む羽目になるかわかりませんでしたので、とりあえず持っておこうと思い立ち、たまたま思い立った時に常盤橋の近くにいたがために、件のお店で調達するに至ったというわけです。

電話した場所も覚えています。住所的にはギリギリ丸の内の、東京駅日本橋口近傍のサピアタワー1階にあった公衆電話でした。今はもう撤去されていると思います。
更に言うと、常盤橋付近を歩いていたのは近隣某社の会社説明会か面接の帰りだったと記憶しています。すんごい近くにある某金融系会社の(昭和の雰囲気が漂う会社様でした)。

それからx(x≧1を満たす以下略)年が過ぎ、こうしてその電話の相手のご厄介になっています。
どこでどういうことになるか、人生分かったものではありません。

今でも公衆電話を見ると、たまーに当時のことを思い出します。
当時のカードは使いきりましたし、きょうび財布にテレホンカードを入れているなんてこともないのですが、それでも公衆電話は(最盛期に比べて減ったとはいえ)そこら辺にあります。災害時には優先電話にもなってくれます。
どんなサービスでもそうですが、使わないと廃れていってしまいます。ユニバーサルサービスとして保護されてはいますが、たまには使い方を思い出したり、小銭を入れたりカードを出し入れしたりして、メンテナンスがてらに公衆電話を使ってみるのもいいかもな、と思いました。


posted by ちゅやん at 21:45| 東京 ☀| Comment(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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